芸能デスク番

先月『第146回芥川賞』を受賞し、
毒舌ともいえる言動で話題を集めた作家・
田中慎弥氏の受賞作『共喰い』は、父親と同じ性癖を受け継いだことに
恐れおののく17歳の少年・遠馬を主人公に、
性と暴力を描いた作品なんですって。
５回ノミネートされるもなかなか受賞出来なかった
田中氏、一発屋で終わらないとよいですねぇ。

『共喰い』、重たいテーマなのですね。
わたし、こういうの好きなので、読みたいです。
今読んでいるのも吐き気がするほど重く
バイオレンスな作品。
純文学も好きなんですが、重くて
考えさせられるようなテーマの作品を好みます。
もちろんミステリーも好きですが。

なお、同日に直木賞を受賞した
葉室麟氏の『蜩ノ記』（祥伝社）も、
総合部門8位に急浮上したんですって。
直木賞も芥川賞も、たまに自分の感性にまったく合わず、
なぜこの作品が受賞！？と驚くこともありますが、
話のネタにもなるし、一度は読んでおきたいものです。



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